少し前から「誕生鮨」がX (Twitter) を中心に話題になっており度々バズっているのが確認できます。
SNSで「誕生鮨」というサイトが話題に上がっています。
このサイトには「誕生占い」であったり「誕生石」など一般的に聞くものから、「誕生竜」や現在話題の「誕生鮨」などこれまで聞いたことのなかったジャンルが記載されています。
一方で「誕生鮨」の出所や出典、が全くの不明で、巷ではホラーめいた都市伝説とすら言われるようになってきました。
この「誕生鮨」についてわかる範囲でいつからあるのか調べてきました。
少しでも参考になれば幸いです。

そもそも誕生○は誰が決めたのか

誕生石は聖書などを由来とされる12個の宝石が、移住してきたユダヤ人商人によって広められたのが始まりとされています。
アメリカ各地で広がった12個の宝石は、その土地によって意味が異なるようになりました。
そこで、アメリカ宝石商組合によって1912年に正式に「誕生石」として制定されることとなりました。
その後1952年に複数の団体によって改訂され、それを元に日本では1958年全国宝石卸商協同組合によって制定されることとなりました。
と、このように誕生石には制定されたきっかけや理由があります。
誕生鮨は?

調べた限り、誕生鮨にはこういった背景はありませんでした。
噂通りと言いますか、まぁそうだろうなとは思っていました。
それどころか「誕生鮨」と検索すると、Googleの検索結果は3ページしか表示されません。
(「誕生石」と検索すると検索結果は10ページ以上表示されます。)
しかし「誕生鮨」という言葉自体は少し前から存在するようです。
「誕生○○」というワードで検索すると、このような記事が出てきました。

2023年2月11日に公開されているこの記事には「誕生鮨」というワードが記されています。
しかしながら、この方も元を辿ると”例のサイト“にアクセスしています。
他の方も2019年ごろに投稿しているようですが、最終的に”例のサイト”へアクセスしています。
Yahoo! 知恵袋でも「誕生鮨」を訪ねている人はおらず、詳しい出所はやはり見つかりませんでした。
このサイトはいつから存在するのか?

「エイプリルフールネタとして作ったものが今になってバズってしまったのではないか」という仮説を立て、”Wayback Machine – Internet Archive” でいつから存在するのかを調べてみました。
衝撃の結果がこちら↓

なんと最古のアーカイブは「2016年2月10日」
その姿は現在と変わらずそこにありました。
当時からカテゴリーも一切変化していないように伺えます。
エイプリルフールネタでは無かった。という結果となりました。
当時と異なる点は、口コミや評判がないこと。
ということは、いつかのタイミングでページは更新されていることになります。
しかしこの口コミや評判すらも真偽は不明です。
実際の口コミ投稿ページはありませんからね。
ページを更新すると一部がランダムで変更される仕様のようですね。
可能性と結論

そもそもの出所が”例のサイト“説が浮上してきました。
「誕生鮨」を話題に上げてるサイトや他ブログさんで、投稿日が確認できるもので最も古いものは2019年。
Wayback Machine で確認できる限り、2016年からあったこと。
そして、2016年以前に「誕生鮨」というワードが確認できなかったこと。
以上のことから「誕生鮨」の出所は”例のサイト”であった可能性が高い。
というのが筆者の結論です。
では一体なんなのか?

このホームページには、問い合わせや運営者情報などが一切ありませんでした。
唯一Facebookのページが用意されていましたが、投稿も一切なく謎に包まれたままです。
鮨好きな人や占い好きなど様々な可能性は考えられますが、目的は一切不明です。
まとめ

ここまでくると”都市伝説”として騒がれても無理ないな。というほど情報がありません。
いずれ話題となり、社会的に認知されることが目的だった…なんて壮大な計画があったのかもしれません。
とはいえ、「誕生鮨」というワード自体すごい面白いというか、これまでなかった誕生○○シリーズなので非常に興味深いです
SNSで話題となって、いつしか「誕生鮨」が制定されたら面白いですね!
鮨だらけのサイトを作っていたら鮨食べたくなってきました。
明日のご飯は決まりですかね笑
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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