日本でオーロラが観測された!?発生タイミングを解説!

気象

こんにちは、こんばんは。Nakarです!

「人生で一度はオーロラを見てみたい。しかし、海外の寒い地域に行かないといけないな…」
と考える人も多いのではないでしょうか?実は日本でもオーロラが見れるチャンスがあります。

今回は去年5月、日本の広範囲で観測されたオーロラについて詳しくまとめていこうと思います!

また、今後見れるチャンスについても考察していきます!

オーロラが見える仕組みは??

オーロラとは、太陽フレアによって発生する太陽風(プラズマの流れ)が地球に到達し、地球の大気と衝突してオーロラが発生します。

通常オーロラは高緯度で観測されます。それは地球の磁気である地磁気によって荷電粒子は低緯度帯に近づくことができません。
それによって基本的には高緯度で観測されます。

また、非常に大規模な太陽フレアは太陽嵐とも呼ばれる。これは地球上や人工衛星などに甚大な被害をもたらす現象とされています。

日本でもオーロラが見えた!?

2024年5月8日、太陽で非常に強い太陽フレアが複数発生しました。

この数日後(5月11日前後にかけて)、地球で強い磁気嵐が生じ、その結果北海道から本州(青森から兵庫県)の広い範囲でオーロラが観測されました。

これは南関東で北の空を撮影した写真になります。

できるだけ暗い場所で長時間露光撮影してみましたが、何も映りませんでした…
(次チャンスが来たら北関東まで行きたいと思っています…)

また、今年2025年にも1月1日に北海道で観測されています。

なぜ日本でも観測されたのか?

日本で観測されるオーロラは低緯度オーロラと呼ばれています。

通常のオーロラとは違い、低緯度オーロラは赤みがかったのが特徴です。

先ほど「基本的には高緯度で観測される」と書きましたが、なぜ低緯度でオーロラが見れたのでしょうか?

それは、大規模な太陽フレアによってCME(Coronal mass ejection)という太陽から宇宙空間内へプラズマの塊が放出される場合があります。

これにより通常よりも強い太陽風が発生します。

規模が大きかった結果、2024年に日本でもオーロラが観測されたということです。

次はいつ日本で見れるの!?

太陽の活動には一定の周期があり、11年に1度太陽が活発になる時期があります。

そして現在、太陽の活動は極大期を迎えたと言われています。
2024年10月にNASAが発表しました。

この状態は今後一年続く可能性があると言われています。

つまり、今年2025年に見れる可能性があります!

しかし、CMEが発生してから太陽風が地球に到達するのは約2日です。
北海道であれば情報を見てから観測に向かえそうです!

それ以外だと運次第といったところでしょうか。

宇宙天気予報

ここには太陽フレアが発生する可能性があるなどの情報を見ることができます。

実際に太陽の様子が見れたりもします。

こまめにチェックするとオーロラ観測のヒントが隠れているかもしれませんね!

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太陽フレアの影響

太陽フレアにはオーロラなど宇宙の神秘と関係があります。

そんな太陽フレアも良いことだけではありません。

過去の事例を少し紹介します。

停電

1989年に発生した太陽フレアが地球に直撃し、カナダでは変電所が故障。変圧器に過剰な電流が流れショートしました。結果、9時間の停電が引き起こされました。

衛星

日常的に利用するカーナビやGPSなどの位置情報の精度が著しく低下します。

高エネルギーのプラズマが地球周辺に到達すると人工衛星などが故障するなどの影響も出てきます。
さらに人工衛星の軌道がズレたりする可能性もあります。

対策

自然災害と同じく完全に防ぐことは難しいとされています。

できるだけリスクを減らす「減災」に重きを置く必要があります。

特に現代では必要不可欠な「電力」への影響を考えましょう。

主に停電です。致命的な損傷を受けた場合、ブラックアウトも想定できます。最悪ですね。

ですが、普段の防災・減災対策がそのまま使える場合が多いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

今後日本でも観測できるかもしれないオーロラについて解説していきました!

楽しみですね!

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