【大雪】東京での積雪が遅いのは気のせいなのか?気象庁のデータをもとに検証!

気象

こんにちは、こんばんは。Nakarです!

私出身が関東圏で雪をほとんど見れません。

しかし、関東で雪が積もる時は、1月後半から2月にかけて降ることが多いと個人的に感じています。

センター試験・共通テストの日は雪が降る!なんて聞くことも多いと思います。

この体感は正しいのか、なぜ本場の雪シーズンから少し遅めに降るのかを調べてみました!

東京と新潟

霜・雪・結氷の初終日と初冠雪日の平均値

東京

新潟

気象庁「平年値(霜・雪・結氷の初終日と初冠雪日) 東京/新潟」 を加工して作成

東京積雪の初日から終日の平均:1月22日~2月13日 
23日

新潟積雪の初日から終日の平均:12月9日〜3月22日
104日間

参考のため新潟県の積雪平均値と比較します。

西高東低という冬型の気圧配置によって、西側の寒冷地帯から冷たい風が入りやすくなります。

そして、日本海の水蒸気をもらい日本海側に雪を降らせます。

この時期は、快晴と北風、乾燥した気候になりやすいです。

平均だと、やはり東京では1月後半に積雪することが多いようです。

平均では2月13日には終日を迎えているようです。

ここまではあくまで積雪の平均値です。次は東京での降雪量を記したデータを見ていきます。

過去7年の東京の降雪量

2024

2月5日の夜にかけて、3月8日の朝から断続的に降雪がありました。

また、この年は1月の降雪はありませんでした。

2023

東京での降雪はありませんでした。

2022

1月6日から、2月10日20:00頃から降雪がありました。

この年は3月の降雪はありませんでした。

2021

東京での降雪はありませんでした。

2020

2020年は、3月29日14:00ごろから降雪がありました。

この年は、1月2月の降雪がありませんでした

2019

東京での降雪はありませんでした。

2018

1月22日から降雪がありました。
関東では2014年に次ぐ大雪として記録に残っています。

2月2日にも降雪がりました。

https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2024&month=&day=&view=a6

東京で降雪するのはおよそ2年に一度程度となっていて、12月ごろに降ったという記録はありませんでした。

最も降雪が早かった日は2022年1月6日でした。

また、1月に雪が降ったのは2022年と2018年の2回のみでした。

2月に降雪が記録されたのは、2024 / 2022 / 2018 年の3回でした。

なんと、2020年には3月29日に降雪が記録されていました。

今回調べる元となった疑問は「1月末から2月に多く降る」というものでしたが、その条件に当てはまるものは、過去7年間の記録で7回の降雪のうち4回が当てはまっていることがわかりました。

ここまで書いてきましたが、降雪があった年をまとめるべきだったと思います。

ということで、次は東京で降雪した過去7年分をピックアップして検証していきます。

東京の降雪の記録

2024

2月5日の夜にかけて、3月8日の朝から断続的に降雪がありました。

また、この年は1月の降雪はありませんでした。

2022

1月6日から、2月10日20:00頃から降雪がありました。

この年は3月の降雪はありませんでした。

2020

2020年は、3月29日14:00ごろから降雪がありました。

この年は、1月2月の降雪がありませんでした

2018

1月22日から降雪がありました。
関東では2014年に次ぐ大雪として記録に残っています。

2月2日にも降雪がりました。

2016

1月18日に降雪がありました。

2015

1月30日に降雪がありました。

2014:平成26年の大雪

2月8日、14日から15日にかけて降雪がありました。

2013

1月14日に降雪がありました。

2012

1月23日、2月29日に降雪がありました。

9年分、14回の降雪記録をまとめました。

1月末(20日以降)から2月に多く降る」という条件を満たした降雪記録は、9回でした。

約64%がこの体感に基づくということがわかりました。

思っていたよりもその確率が低いと感じました。

しかし、1月中旬ごろまでは基本的に降らないということがわかりました。

一体なぜ関東では雪が降るのは遅いのでしょうか?

太平洋側で降雪が遅い理由

太平洋側で降雪が遅い理由は、西高東低の気圧配置が2月〜3月ごろに崩れ始め本州南岸を低気圧が通ることが多くなるためです。

本州南岸を低気圧が通ることは通常よくあり、雨が降ります。

しかし冬の場合気温が低く、東京でも雪が降ることがあります。

太平洋側の雪シーズンは2月〜3月と言われているそうです。

まとめ

「1月末から2月に多く降る」という筆者の体感は64%合っていた

という結果になりました。

全てが間違っていなかったのでよかったと思います。

実際に気圧配置が崩れ太平洋側へ低気圧が流入してくるという確証があったのでホッとしました。

今回の検証は以上となります。また何か気になることがありましたら記事にしたいと思います!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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